リュウケツジュ(竜血樹)

学名Dracaena draco (L.) L.
分類キジカクシ目 キジカクシ科 ドラセナ属
原産地スペイン領カナリア諸島

竜の血?

「竜血樹」という名前は、幹を傷つけると赤い樹脂が流れ出てくることに由来しています。この赤い樹脂が、竜が血を流しているように見えることからこの名前がつきました。

この樹脂は古くから珍重され、薬や染料として紀元1世紀ごろにはすでに利用されていました。さらに、16世紀に姿を消したといわれるカナリア諸島の先住民”グァンチェ族”は、リュウケツジュの樹脂を遺体(ミイラ)の防腐剤として使っていたとされています。

のんほいパークでは、6月頃に白く小さな花を房状に咲かせます。

地球最長寿の木

リュウケツジュは寿命が非常に長いことでも知られています。1867年(1868年、1851年という説もあり)にハリケーンによって倒れた自生地の株は、樹齢が6,000年(文献によっては7,000~8,000年とする説も)であったと推定されています!

現存する最長寿のリュウケツジュは、テネリフェ島にある「エル・ドラゴ(El Drago)」と名付けられた木で、幹周は20メートルに達し、樹齢は800~1,000年とされています。