樹木
ユズリハ科 ユズリハ属
春から初夏頃
●雌雄異株の花
ユズリハは「雌雄異株(しゆういしゅ)」といって、雄の木と雌の木が別々にある植物です。大花壇から日本の庭に向かう道の左手側では、雄株(オスの木)をご覧いただけます。
春から初夏にかけて花が咲きますが、花びらやガクがなく、雄しべだけが集まったような、ちょっと変わった見た目です。
●名前の由来は“ゆずる”心?
ユズリハの名前は、「譲り葉(ゆずりは)」に由来しています。新しい葉が出ると、それに譲るように古い葉がスッと落ちていく――そんな姿から名付けられました。
このことから、家族の代替わりや世代交代の象徴として、ユズリハは縁起のよい木とされ、しめ縄などの正月飾り等で親しまれています。