ウォーターカンナ(ミズカンナ)
分類:クズウコン科 ミズカンナ属
場所:すいれんの園(屋外植物園)
湿地や沼沢地に生え、草丈は1~3メートルほどになります。
葉は長さ50cm前後程度の卵型で長い花茎を出し、穂状に紫色の花を咲かせます。
和名は葉の形が「カンナ」に似ていることからきています。モネのスイレンと一緒にお楽しみください。
タイサンボク
分類:モクレン科 モクレン属
場所:日本の庭、ボート池(屋外植物園)
花茎が約50㎝~60㎝の大型の花が特徴的な常緑高木です。
タイサンボクは花が大きな盞(さかずき)の形をしていることから「大盞木」とかいてタイサンボクと呼んだと言われています。
また、アメリカ合衆国南部を象徴する花木とされ、ミシシッピ州とルイジアナ州の州花に指定されています。
アジサイ(園芸品種)
分類:アジサイ科 アジサイ属
場所:ボート池周辺(屋外植物園)
日本原産種をもとに数多くの園芸品種が存在します。
花色が徐々に変わることから昔は「七変化」などとも呼ばれていました。一般に花と言われる部分は装飾花で、花弁に見えるものは萼(がく)にあたります。
ヤマアジサイ
分類:アジサイ科 アジサイ属
場所:ふるさとの雑木林
半日陰の湿り気のある林や沢沿い等に生息することから「サワアジサイ」の別名を持ちます。花は中心部に小さな花が集まって咲き、その縁に沿って装飾花をつける「ガク咲き」です。花色や花形に地域差が大きく、愛好家の間で人気のあるアジサイです。
カシワバアジサイ
分類:アジサイ科 アジサイ属
場所:ピロティ通路、スイレンの園、紅葉の園、バラの園
北米東部原産のアジサイの仲間です。
カシワの葉に似た形の5~7つに裂けた葉、円錐型の花房が特徴的です。
秋の紅葉も美しいです。
スカシユリのなかま(園芸品種)
分類:ユリ科 ユリ属
場所:ゆりの園(屋外植物園)
日本原産のスカシユリ(Lilium maculatum Thunb.)をもとにした多くの栽培品種があります。
花びらのつけ根のあたりが少し細く、花びらどうしの間にすきまができることが「透百合(すかしゆり)」という名の由来です。
原種は中部地方以北に広く分布しますが、太平洋側に分布するグループと日本海側に分布するグループとに大きく分けられます。
ホタルブクロ
分類:キキョウ科 ホタルブクロ属
場所:ふるさとの雑木林、伝統園芸(屋外植物園)
初夏に大きな釣鐘状の花を咲かせる多年草で、花色は赤紫と白があります。キキョウ科ですが、キキョウとは異なり暑さには弱いです。そのため日陰でよく育ちます。
シモツケ
分類:バラ科 シモツケ属
場所:花と香りの園、コニファーの園、ふるさとの雑木林、渓流、すいれんの園(屋外植物園)
日本~中国にかけて分布する低木で、濃~薄紅色、まれに白の小さな花をたくさん咲かせます。古くに栃木県下野国(しもつけのくに)で染料の原料として栽培されていたことから、この名がついたといわれています。
染色される色は黄土色から茶色、カーキ色まで媒染(ばいせんー染料を繊維に定着させる工程)によって変わります。
モネのスイレン
分類:スイレン科 スイレン属
場所:すいれんの園(屋外植物園)
当園では平成8年の植物園オープン時に、フランス・ジベルニーにある、画家クロード・モネのアトリエ「モネガーデン」よりいただいた温帯性スイレンを展示しています。
花色は赤、白、黄、桃の4色で最盛期(7~8月)には約200輪近くの花を咲かせることもあります。
9月中旬頃まで楽しむことができます。
スイレンの花は太陽の光を好むため、よく晴れた日の昼頃がオススメです。
ヒメコウホネ
分類:スイレン科 コウホネ属
場所:ゆりの園(屋外植物園)
ヒメコウホネは日本の固有種で本州・九州・四国の湖沼、池、川の浅いところに群生する多年草です。
コウホネ(川骨)は地下茎が白骨のように見えることからこの名がつき、また、ヒメコウホネ(姫川骨)はコウホネの小型種です。環境省のレッドリストⅡ類に選定されています。
花は黄色で花弁状のガクが5枚あり、その内側に小さな花弁がたくさんあります。
7月まで楽しむことができそうです。
バラ
分類:バラ科 バラ属
場所:花木の園、コニファーの園、大花壇周り他(屋外植物園)
「ばら」の名は和語で、「いばら」の転訛したものです。古くから親しまれていたようで、紀元前の文献にもその名が刻まれています。
愛好家も多く、たくさんの品種が開発されており、その数は少なくとも3万種と言われています。
当園ではその中の約140種のバラが植えられています。また、春に咲くバラは秋のバラに比べ、ボリュームがあり、華やかであると言われています。その違いをぜひ確かめてみてくださいね。
ウケザキオオヤマレンゲ
分類:モクレン科 モクレン属
場所:渓流付近
ウケザキオオヤマレンゲ(受咲大山蓮華)は上向きに花が咲くオオヤマレンゲという意味で、下向きに花が咲く「オオヤマレンゲ」と上向きに咲く「ホオノキ」との雑種だといわれています。
アサザ
分類:ミツガシワ科 アサザ属
場所:すいれんの園
アサザは本州以西の湖沼や池などに生育する浮葉性の多年草です。
万葉の昔から親しまれた水草のひとつですが、近年 生息域の環境の悪化により衰退し、環境省のレッドリストに選定されています。
7月下旬頃までご覧になれます。
ハナイカダ
分類:ハナイカダ科 ハナイカダ属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
葉の上に花が咲くという変わった特徴があり、その様子を花がのった筏に見立て、この名がつきました。
別名、ヨメノナミダ(嫁の涙)と言われます。雄株と雌株があり、一枚の葉に雄花は数個、雌花はふつう1個だけつきます。
雌花は咲き終わった後に実を付けます。秋には黒く熟した実を楽しむことができます。
花と香りの園(屋外植物園)
屋外植物園の花と香りの園が見頃を迎えています。ナチュラルガーデンをイメージしたゾーンです。香りのある植物や、八重咲きや斑入りなどの園芸品種を多く展示しています。秋まで変わるがわる花が咲き、目や鼻などの五感で植物を感じられます。
春…バラ、フリージア
夏…セイヨウアジサイ、サンジャクバーベナ
秋…アメジストセージ