カイドウツバキ
分類:ツバキ科 ツバキ属
場所:花飾りの部屋前(温室)
ベトナム原産のツバキで、日本のツバキとの違いは、花弁が肉厚で鮮やかな桃色であることです。
ベトナムでは正月を祝う際に飾る植物で夫婦和合や、子孫繁栄を願う花でもあります。
和名の海棠椿(カイドウツバキ)は当て字で、元の名称であるベトナム名のハイドゥン (HI-DUONG)からついたものです。
ジャノメエリカ
分類:ツツジ科エリカ属
場所:コニファーの園(屋外植物園)
小さなピンク色の花をたくさん咲かせるので、木全体がピンク色に染まります。黒く見えるのは雄しべの葯でヘビの目に見えることからこの名が付きました。
4月頃まで次々と咲き続けます。
セイヨウヒイラギナンテン
分類:メギ科メギ属
場所:スイレンの園(屋外植物園)
常緑低木で、ヒイラギナンテンと台湾、ビルマなどに分布する近縁種マホニア・ロマリィフォリアとの交配種です。
鮮やかな黄色い花が上向きに噴水状に花穂を伸ばします。葉は長楕円形で縁や葉には鋭い棘を持っているので、刺さらないように気を付けてくださいね。
クレマチス・シルホサ
分類:キンポウゲ科センニンソウ属
場所:大花壇周り(屋外植物園)
クレマチスというと初夏の花のイメージがありますが、このクレマチスは初冬~早春にかけてパラシュート形で乳白色の花を咲かせます。夏のクレマチスのような派手さはないものの、花の少ないこの季節に、かわいらしい花をたくさんつけ、これから迎える冬を十分に楽しませてくれます。
フサザキスイセン
分類:ヒガンバナ科スイセン属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
一般的にスイセンといえば、このフサザキスイセンを指します。日本へは原産地の地中海沿岸地方から中国を経由して渡来しました。
葉は平らな線形で上から見て時計回りにねじれます。12月頃白い花を房状につけることからこの和名がついています。
フサザキスイセンの変種のひとつにニホンスイセンがあり、こちらは花の真ん中の副花冠という部分が黄色いのが特徴です。
ツバキ
分類:ツバキ科 ツバキ属
場所:花木の園(屋外植物園)
名前の由来は諸説ありますが、一説では葉が分厚く艶があるため、「厚葉樹」や、「艶葉樹」と呼ばれていたのが訛化してツバキと呼ばれるようになったといわれています。
日本では古くから親しまれている花木の一つで、他花受粉で変化がおこりやすいため、たくさんの園芸品種があります。
花木の園には約70種100株ほどの野生種や園芸種のツバキ、サザンカが植えられています。
カニステル(別名クダモノタマゴの木)
分類:アカテツ科 オオミアカテツ属
場所:果実の部屋(温室)
カニステルは10mほどに成長する小高木です。
7cmほどの黄色がかったオレンジ色の果実を実らせ食用にもなります。
粉質で水分が少なく、ゆで卵の黄身のようなほくほくした食感から、エッグフルーツ、クダモノタマゴとも呼ばれます。
しかし、食べ頃を判別するのが難しく、完熟にならないと非常に不味とされます。