
カンヒザクラ(寒緋桜)
分類:バラ科 サクラ属
場所:ちびっこさくら広場(屋外植物園)
中国南部や台湾などを原産とするサクラの野生種です。濃いピンク色の釣り鐘形の花を咲かせるのが特徴です。
散る際もほかのサクラとは異なり、花弁が一枚ずつ散るのではなく、萼(がく)を付けたまま花ごと落下します。
別名としてヒザクラ(緋桜)、タイワンザクラ(台湾桜)、ガンジツザクラ(元日桜)と呼ばれることもあります。

オカメザクラ
分類:バラ科 サクラ属
場所:ちびっこさくら広場(屋外植物園)
カンヒザクラとマメザクラを交配し、1947年にイギリスで作出された品種で、その後日本に逆輸入されました。
花弁は5枚で、カンヒザクラを思わせる濃いピンク色の花が下向きに咲きます。
ソメイヨシノよりも早く開花し、樹形があまり大きくならないのも特徴です。

サンシュユ
分類:ミズキ科 ミズキ属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
葉に先立って、鮮やかな黄色の小花を枝一面に咲かせます。中国原産で、江戸時代に薬用植物として、朝鮮を経て日本へ渡来しました。
春に黄金色の花を咲かせることから、「春黄金花(はるこがねばな)」とも呼ばれています。秋には果実が赤く熟し、これが薬用として利用されてきました。

ウンナンオウバイ
分類:モクセイ科 ソケイ属
場所:ボート池周辺(屋外植物園)
下垂した枝に黄金色の花を咲かせる常緑低木です。中国南西部の雲南省・貴州省・四川省が原産です。
漢字では「黄梅」と書きますが、ウメの仲間ではありません。モクセイ科ソケイ属に属するジャスミンの近縁種です。しかし、ウンナンオウバイの花にはほとんど香りがありません。

ダンコウバイ
分類:クスノキ科 クロモジ属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
葉が展開する前に、枝に小さな黄色い花を多数つけます。花はウメに似た形をしており、早春に開花するのが特徴です。
材や葉に芳香があることから、香木ビャクダンの漢名「壇香」の字が当てられ、「壇香梅(ダンコウバイ)」と名づけられました。

マンサク
分類:マンサク科 マンサク属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
本州の太平洋側から九州にかけて分布する落葉性の小高木です。葉が展開する前に、細長いひも状の黄色い花を枝いっぱいに咲かせます。
名前の由来には二つの説があり、ひとつは、枝という枝に花をつける様子が「豊年満作」に通じることから名づけられたとする説と、もうひとつは、「どの花よりもまず咲く」という意味の“まず咲く”が転じたとする説です。

カンアオイ
分類:ウマノスズクサ科 カンアオイ属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
地面ぎわに、先端が三つに裂けた堅い筒状の花を咲かせます。赤褐色で花弁のように見える部分は萼(がく)で、本当の花弁は退化しているのが特徴です。この花はキノコに擬態しており、産卵場所と勘違いして訪れたキノコバエによって受粉が行われます。漢字では「寒葵」と書き、アオイに似た葉を持ち、冬でも葉が枯れないことからこの名前が付けられました。古典園芸植物のひとつとしても知られ、江戸時代の元禄期から、葉に美しい斑紋をもつ変わり品が特に珍重されてきました。

カイドウツバキ
分類:ツバキ科 ツバキ属
場所:着生植物のへや(小温室)
ベトナム原産の熱帯性のツバキです。現在、野生では絶滅しており、栽培されている個体のみが生き残っています。
ベトナムでは、旧正月を祝う花として古くから親しまれてきました。別名「ベトナムツバキ」や「ハイドゥンツバキ」とも呼ばれます。
花弁の縁が内側にカールし、花全体が重厚で気品な印象を持っています。

ジャノメエリカ
分類:ツツジ科 エリカ属
場所:コニファーの園(屋外植物園)
南アフリカのケープ州原産の常緑低木です。
小さなピンク色の花をびっしりと咲かせるため、開花期には株全体がピンク色に染まったように見えます。
黒い雄しべの葯がヘビの目のように見えることから、この名前が付けられました。
花期が長く、4月頃まで次々と花を咲かせ続けます。

ツバキ
分類:ツバキ科 ツバキ属
場所:花木の園
名前の由来は諸説ありますが、一説では葉が分厚く艶があるため、「厚葉樹」や、「艶葉樹」と呼ばれていたのが訛化してツバキと呼ばれるようになったといわれています。
日本では古くから親しまれている花木の一つで、他家受粉で変種がおこりやすいため、たくさんの園芸品種があります。

サザンカ
分類:ツバキ科 ツバキ属
場所:花木の園
サザンカは日本固有種の常緑性低木です。見た目はツバキとそっくりですが、ツバキよりも芳香のある品種が多いこと、おしべが四方を向いていることなど意外にも差異が多いです。
ツバキ科の植物を中国では「山茶」といい、その木に花が咲くことより「山茶花」と呼ばれるようになったのがサザンカの由来です。この漢字の並びなら「サンサカ」と呼ばれるのが普通ですが、江戸時代中期頃から音位転換が起こり、現在の呼ばれ方に変化したといわれています。

![]()
![]()