旬花NEWS

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クレマチス・シルホサ
分類:キンポウゲ科センニンソウ属
場所:大花壇周り(屋外植物園)

クレマチスというと初夏の花のイメージがありますが、このクレマチスは初冬~早春にかけてパラシュート形で乳白色の花を咲かせます。夏のクレマチスのような派手さはないものの、花の少ないこの季節に、かわいらしい花をたくさんつけ、これから迎える冬を十分に楽しませてくれます。

フサザキスイセン
分類:ヒガンバナ科スイセン属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)

一般的にスイセンといえば、このフサザキスイセンを指します。日本へは原産地の地中海沿岸地方から中国を経由して渡来しました。
葉は平らな線形で上から見て時計回りにねじれます。12月頃白い花を房状につけることからこの和名がついています。
フサザキスイセンの変種のひとつにニホンスイセンがあり、こちらは花の真ん中の副花冠という部分が黄色いのが特徴です。

ツバキ

分類:ツバキ科 ツバキ属
場所:花木の園(屋外植物園)

名前の由来は諸説ありますが、一説では葉が分厚く艶があるため、「厚葉樹」や、「艶葉樹」と呼ばれていたのが訛化してツバキと呼ばれるようになったといわれています。
日本では古くから親しまれている花木の一つで、他花受粉で変化がおこりやすいため、たくさんの園芸品種があります。
花木の園には約70種100株ほどの野生種や園芸種のツバキ、サザンカが植えられています。

秋バラ

分類:バラ科 バラ属
場所:花木の園、花と香りの園、温室周り、
   大花壇周り、コニファーの園(屋外植物園)

バラは咲く時期によって大きく3つのタイプに分かれます。
4月中旬から6月までの間、年に1度だけ開花するのが一季咲きです。
また、一季咲きではあるものの、夏から秋にかけても不規則に花を咲かせるのが返り咲きです。
そして、気温が15℃以上であるなどの条件がそろえば、どの季節でも繰り返し花を咲かせるのが、四季咲きです。
秋に咲くバラは、返り咲き(二季咲き)四季咲き、と呼ばれる咲き方をしています。秋は昼夜の温度差が激しく成長がゆっくりのため、春よりも濃い花色で、香りも強くなります。

クラブアップル

分類:バラ科 リンゴ属
場所:花と香りの園(屋外植物園)

果実は小さく3cmほどで秋に赤く色づきます。しかし残念な事に、観賞用のリンゴなので、とても酸っぱく食べられません。

カニステル(別名クダモノタマゴの木)

分類:アカテツ科 オオミアカテツ属
場所:果実の部屋(温室)

カニステルは10mほどに成長する小高木です。
7cmほどの黄色がかったオレンジ色の果実を実らせ食用にもなります。
粉質で水分が少なく、ゆで卵の黄身のようなほくほくした食感から、エッグフルーツ、クダモノタマゴとも呼ばれます。
しかし、食べ頃を判別するのが難しく、完熟にならないと非常に不味とされます。

ツワブキ

分類:キク科ツワブキ属
場所:渓流・ふるさとの雑木林(屋外植物園)

葉に艶があり、フキに似ていることから「ツヤブキ」、それが転じて「ツワブキ」といわれるようになりました。
茎と葉は民間薬として、打撲や皮膚炎に用いられます。フキと同じように茎を食用とすることもあります。

ロウヤガキ(実)

分類:カキノキ科 カキノキ属
場所:伝統園芸(屋外植物園)

中国を原産とする渋柿の一種です。
9~10月に実ができますが、普通の柿のように枝に直接できず、ぶら下がってできるのが特徴です。
また果肉は少なく、中身はほとんどが種である上、味もエグみがあって食用には向きません。
実のへた(ガクの部分)が羽子板の羽根に似ていることから「ツクバネガキ」の和名があります。
株は雌雄異株なので、一株では実をつけることは出来ません。