サンシュユ(実)
分類:ミズキ科ミズキ属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
葉より先に黄色い花をつけるため、花期には鮮やかな黄色が映えます。(花期は3月頃)
また、秋になるとグミのような形をした赤い実を実らせます。
実は食べられますが、生では渋みが強いためジャムや果実酒で味わうことができます。
コウヤボウキ
分類:キク科 コウヤボウキ属
場所:ふるさとの雑木林(屋外植物園)
一説によると、茎は細いが木質化して硬いこの木の枝を束ねて箒(ほうき)を作ったことから、「高野箒」の名がつきました。
花は新しく伸びた茎に1輪ずつ咲き、葉は幅広い卵型で葉が交互に生えます。
2年目の枝の葉はやや細長く3~5枚の葉がまとまって生えます。
ツワブキ
分類:キク科ツワブキ属
場所:渓流・ふるさとの雑木林(屋外植物園)
葉に艶があり、フキに似ていることから「ツヤブキ」、それが転じて「ツワブキ」といわれるようになりました。
茎と葉は民間薬として、打撲や皮膚炎に用いられます。フキと同じように茎を食用とすることもあります。
シュウメイギク
分類:キンポウゲ科 イチリンソウ属
場所:花と香りの園、紅葉の森(屋外植物園)
秋に菊に似た明るい色の花を咲かせることが秋明菊の名前の由来です。
京都の貴船地方に多く咲いていたことから、貴船菊(キブネギク)とも呼ばれています。
多年生の植物で山野にも自生していますが、これは古くに中国から渡ってきて野生化したものといわれています。
花に花びらはなく、そのように見える部分はじつは萼片です。
ローズマリー
分類:シソ科 アキギリ属
場所:温室周辺、コニファーの園、スイレンの園
(屋外植物園)
地中海沿岸地方原産の常緑性低木です。
小さく細長い葉に、甘く爽やかな芳香があるのが特徴で、生葉もしくは乾燥葉を香辛料、薬(ハーブ)として利用されます。また白、ピンク、紫色などの可愛らしい花が付きます。
ヨーロッパ地方では古代ギリシャ時代から神秘的な花とされ、お祝いや葬儀などでローズマリーを捧げる習慣がありました。
ムベ(実)
分類:アケビ科 ムベ属
場所:大花壇周辺(屋外植物園)
ムベの実は、緑色から徐々に紫色に変わってきます。
アケビと似ていますが、ムベの実は熟しても裂けることはありません。
木が生長していくにつれて小葉の数が3枚、5枚、7枚と増えていくので昔から縁起の良い木とされています。
冬になっても葉が落ちないためトキワアケビ(常磐木通)の別名があります。
アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)
分類:シソ科 アキギリ属
場所:スイレンの園、花と香りの園
(屋外植物園)
メキシコ・中央アメリカに分布するハーブの一種です。疲労回復、強壮などの効果があるといわれています。名前の由来は紫水晶(アメジスト)のようなガクの色からきました。ベルベット生地のようなガクをもつことから、ベルベットセージという別名もあります。
ロウヤガキ(実)
分類:カキノキ科 カキノキ属
場所:伝統園芸(屋外植物園)
中国を原産とする渋柿の一種です。
9~10月に実ができますが、普通の柿のように枝に直接できず、ぶら下がってできるのが特徴です。
また果肉は少なく、中身はほとんどが種である上、味もエグみがあって食用には向きません。
実のへた(ガクの部分)が羽子板の羽根に似ていることから「ツクバネガキ」の和名があります。
株は雌雄異株なので、一株では実をつけることは出来ません。